2022年8月10日
サンディエゴ市警察 (SDPD) は、SD市内のエンカント地区で、真夜中にゴルフクラブで少なくとも15台の車の窓ガラスを叩き割った犯人を探している。
地元メディアが伝えた。
8月9日午前2時頃、市内東部エンカント地区のサンディエゴ・トロリー駅付近で、窓ガラスが割れる異様な物音に住民の多くが気付いた。
中には、その破壊音で眠りから覚める人もいたという。
事件を知らされた住民の一人は「(このような出来事は) 普段はありえないこと。本当に驚いた。何が目的なのか?」と、犯人の粗暴行為について訝 (いぶか) りながら話していた。
警察によると、被害に遭った全車は路上駐車していたという。
捜査当局は当初、バールあるいはバットで破壊された音と思われていたが、後にゴルフクラブを使った犯行と判明。
証言から犯人は女性とみられている。
エンカント地区に暮らしている住民は低所得者層が多い。
大部分の住民は車を所有しているが自宅にガレージがない家も多く、無防備な路上に駐車しているという。
ウインドシールド、運転席、後部座席の窓ガラスを破壊された被害者は「私たちの多くは、車にアラームをつける余裕などない。車が損傷を受けても気づかないことがある」と、憤慨 (ふんがい) している様子で語った。
8月9日の時点で逮捕者は出ておらず、SDPDが容疑者の特定に全力を注いでいる。
*写真はイメージ
(2022年9月1日号掲載)