トランプ自伝発行中止を
ゴーストライターが本音
2019年5月10日
トランプ大統領のベストセラー「トランプ自伝-不動産王にビジネスを学ぶ」について、ゴーストライターを名乗るトニー・シュワルツ氏は5月8日、「出版社が発行を中止するか、フィクションとして分類し直されるなら良いことだ」とツイッターに本音をつづった。
1987年に出版された自伝はトランプ氏をビジネスの成功者と描いたが、ニューヨーク・タイムズ紙は8日、トランプ氏が1985~94年の10年間に11億7000万ドル (約1290億円) の赤字を出していたと報道。
シュワルツ氏は 「彼は確かにひどいビジネスマンだった」としつつ「損失を申告して税金をごまかしたのかもしれない」 とした。
シュワルツ氏は2016年の大統領選中、トランプ氏の自伝の大半を執筆したゴーストライターだと主張し、トランプ氏を実際より立派な人物に描いたことを後悔していると告白。
トランプ氏はシュワルツ氏は自伝の共著者だと説明している。
(2019年6月1日号掲載)