Wednesday, 22 May 2024

ヘミングウェー遺産永遠に

ヘミングウェー遺産永遠に

キューバ博物館に修復施設

2019年5月9日

© Roxana Gonzalez / shutterstock.com

カリブ海の社会主義国キューバの首都ハバナ郊外にある文豪ヘミングウェー (1899-1961) がかつて住んだ家を改装した博物館「フィンカ・ビヒア」 (*写真) にこのほど、書籍や写真、手紙など約25,000点の収蔵品の修復・保存を手掛けるセンターが開設された。

キューバを愛したヘミングウェーは1939年から1960年までこの家に住み、代表作『老人と海』などを書いた。

死後の1963年、カストロ政権によって博物館に生まれ変わった。

人気の観光名所で、博物館によると昨年は約135,000人が訪れた。

複数の米民間財団などが寄付し、総工費は約120万ドル (約1億3000万円)。

修復・保存のための作業場や空調完備の倉庫を備え、現在は専門家6人が働く。

センターは観光客には公開されていない。

収蔵品のうち書籍は約9,000点で、本好きのヘミングウェーは浴室にまで蔵書を置いていたという。

グリセル・フラガ館長は「中南米随一という施設を友人らが贈ってくれたので、キューバの持つ技術を修復・保存に生かしていきたい」と話している。


(2019年6月16日号掲載)