3割が料理配達中につまみ食い
飲食サービス「US フーズ」調査
2019年8月28日
料理を配達中、こっそりつまみ食いしたことがあります —— 。
スマートフォンのアプリで注文を受け付け、飲食店の料理を家庭やオフィスに届けるサービス。
米国でこうした宅配サービスの配達員の28%につまみ食いの経験があることが、米食品販売大手USフーズの調査で分かった。
一方で、サービス利用客側では、配達員によるつまみ食いを疑ったことがあると答えた人は21%にとどまった。利用客の想像以上につまみ食いが横行しているようだ。
利用客の85%はつまみ食いを防ぐため、いったん剥 (は) がすと開封済みであることが分かるシールを飲食店に使ってほしいと回答。顧客離れを防ぐため、レストランで導入が進む可能性がある。
このサービスは、利用客がアプリで加盟飲食店に注文をすると、事前に登録した人が自分の空き時間に配達員となり、車や自転車で料理を届ける仕組み。
米国では米配車大手ウーバー・テクノロジーズのサービス「ウーバーイーツ」や、「グラブハブ」などが浸透している。
調査は5月、知名度が高いアプリの利用客や配達員を対象に実施。利用客は1,518人、配達員は497人が対象となった。
(2019年9月16日号掲載)