Tuesday, 25 June 2024

ドミンゴ氏、総監督辞任

ドミンゴ氏、総監督辞任

セクハラ疑惑でLA オペラ

2019年10月5日

© s_bukley / shutterstock.com
米メディアによると、世界的オペラ歌手プラシド・ドミンゴ氏 (78) が10月2日、自らのセクハラ疑惑を受け、長年務めていたロサンゼルス・オペラの総監督を辞任し、同オペラで2~3月に予定されていた公演をキャンセルした。

ドミンゴ氏は疑惑を一貫して否定しているが、各地で出演中止が相次いでおり、影響がさらに広がる可能性もある。

同氏については2020年東京五輪・パラリンピックの公式文化プログラムでの公演が予定されている。

ドミンゴ氏は「世界3大テノール」として知られるオペラ界のスーパースター。

ロサンゼルス・オペラには1980年代の創設時から関わり、2003年に総監督就任。

多くの作品を手掛けるとともに出演し、同オペラの名声を高めたことで知られる。

疑惑は8月にAP通信が報じた。

これまでに女性歌手やダンサーなど30人以上が被害を告発。

1980年代から被害が始まったとされ、ロサンゼルス・オペラが内部調査を進めている。

フィラデルフィア管弦楽団やニューヨークのメトロポリタン歌劇場 (MET) などが同氏の出演中止を決めた。


(2019年11月1日号掲載)