『ジョーカー』に銃乱射遺族懸念
現場の映画館が上映見送り
2019年10月25日
米人気コミック「バットマン」の宿敵を描いた新作映画 『ジョーカー』が10月に公開されたが、コロラド州の映画館で2012年にシリーズ作の上映中に起きた銃乱射事件の遺族が懸念を表明し、現場の映画館が上映を見送るなど、映画会社側が対応に追われている。
連邦捜査局 (FBI) や現地警察が警戒を強めており、映画館がマスク姿やコスプレでの入場を禁じる動きも広がっている。
新作は、社会から疎外された男が孤立感を深める中でジョーカーへと変貌する物語。
9月のベネチア国際映画祭で最高賞を受賞。今年がバットマン生誕80周年に当たることもあり、話題を呼んだ。
一部遺族は映画会社に対し、映画が持つ影響力の大きさを指摘、銃規制実現に向け協力を求める書簡を送った。
同社は「作品は現実社会のどんな暴力も肯定しない」と強調する声明を発表している。
2012年の銃乱射は、バットマン3部作の完結編『ダークナイト ライジング』公開初日に発生。
満員状態の映画館で男が乱射、12人が死亡し、約70人以上が負傷した。
終身刑を受け、服役中の男は自らをジョーカーだと名乗ったと報じられた。
連邦捜査局 (FBI) や現地警察が警戒を強めており、映画館がマスク姿やコスプレでの入場を禁じる動きも広がっている。
新作は、社会から疎外された男が孤立感を深める中でジョーカーへと変貌する物語。
9月のベネチア国際映画祭で最高賞を受賞。今年がバットマン生誕80周年に当たることもあり、話題を呼んだ。
一部遺族は映画会社に対し、映画が持つ影響力の大きさを指摘、銃規制実現に向け協力を求める書簡を送った。
同社は「作品は現実社会のどんな暴力も肯定しない」と強調する声明を発表している。
2012年の銃乱射は、バットマン3部作の完結編『ダークナイト ライジング』公開初日に発生。
満員状態の映画館で男が乱射、12人が死亡し、約70人以上が負傷した。
終身刑を受け、服役中の男は自らをジョーカーだと名乗ったと報じられた。
(2019年11月16日号掲載)