ハーバード大「差別なし」
学生団体、上訴する構え
2019年10月25日
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だが、学生団体側は上訴する方針。AP通信が伝えた。
司法省は昨年8月、ハーバード大の差別を認定しており、見解が分かれた。判決は「人種に基づくいかなる悪意を示す証拠もなかった」と指摘。
アジア系米国人という出自が入学許可に否定的な影響を与えた証拠もないと判断した。
学生団体側は、主観的な「人格評価」 でアジア系は低い点数を付けられ、試験の成績が良くても多くの人が落とされたと主張。
6年間の入学選考の統計を分析し、成績の低い黒人やヒスパニック (中南米系) の方が優遇されていると訴えた。
試験の成績だけを見ればアジア系が学生の43%を占めるべきなのに、実際は19%にすぎないとした2013年の内部報告も訴訟で取り上げられたが、大学側は不完全なデータに基づいていたと説明した。
(2019年11月16日号掲載)