Friday, 26 July 2024

強制収容の歴史継承に意義

 

強制収容の歴史継承に意義

謝罪決議でCA州議員ら

2020年2月22日

Photo by Dorothea Lange / shutterstock.com
カリフォルニア州の議会下院で2月20日に可決された日系人強制収容の謝罪決議について、支持を呼び掛けた議員らは、70年以上前の悲劇に光を当てるだけでなく、公正で平等な社会を実現して将来世代に引き継ぐためにも重要な意義があると強調した。

決議は満場一致で可決。

20日の議会では民主、共和両党の議員が、強制収容の謝罪を決議する必要性を強く訴えた。

レンドン下院議長 (民主党) は「私たちの行いが後継世代に謝罪を強いることのないよう、誠実、公正に行動しなければならない」と主張。

既に他界し、決議を見届けられなかった人も多くいるが、過去の出来事を現在、未来へと受け継いでいく必要があると語った。

民主党のルビオ議員は「カリフォルニア州が率先し、基本的権利を奪う人種差別的な政策を支持しないとの立場を明確に示さなければならない」と指摘。

共和党のウォードロン議員は「過去の誤りを正し、より良い未来の構築に取り組むことは極めて重要だ」と訴えた。


(2020年3月16日号掲載)