Wednesday, 22 May 2024

バイデン氏復活、10州勝利

 

バイデン氏復活、10州勝利

民主指名争い、2強対決へ
大票田CA州はサンダース氏

2020年3月5日

©TeddyandMiai / shutterstock.com
大統領選の民主党候補指名争いは14州の予備選が集中した3月3日のスーパーチューズデーで、首位だった左派サンダース上院議員 (78) に中道バイデン前副大統領 (77) が猛追し激戦になった。

序盤で低迷したバイデン氏は中道候補一本化の流れを受けて復活し、 10州で勝利。

サンダース氏は3州を制し、最大票田のカリフォルニア州でも勝利をほぼ手中に収めた。両候補による2強対決の構図が鮮明になった。

3月5日時点でカリフォルニア州の最終結果が出ていない。

結果によっては中道バイデン氏とサンダース氏の差が再び詰まる可能性があり、両氏の激戦が続く見通しだ。

米主要メディアによると、バイデン氏はテキサスを含む南部7州で勝利。

東部メーン州は接戦となった。今後は南部フロリダや中西部ミシガンなどの重要州で予備選が毎週行われ、激しい攻防が続きそうだ。

バイデン氏は2月末の南部サウスカロライナ州での勝利を境に低迷していた支持率が急回復。

ブティジェッジ前サウスベンド市長 (38) やクロブシャー上院議員 (59) ら撤退した中道候補から相次ぎ支持表明を受け、勢いを盛り返した。

ロイター通信によると、バイデン氏に投票した多くの有権者が「トランプ大統領打倒を最優先に考えた」と答えた。

今回が初戦の中道ブルームバーグ前ニューヨーク市長 (78) が勝利したのは米領サモア党員集会のみ。

ブルームバーグ氏は4日、選挙戦からの撤退とバイデン前副大統領への支持を表明した。

これにより、左派サンダース上院議員に対抗する中道がバイデン氏で一本化されることがほぼ固まった。

ブルームバーグ氏は声明で「私が出馬したのはトランプ大統領を倒すためだった。同じ理由で撤退する。私が残ると目標の達成がより難しくなる」と説明した。

鍵を握るのは5日に撤退を表明した左派ウォーレン上院議員 (70) の動向。

どの候補の支持に回るか明らかにしていない。

主張はサンダース氏と似通っているが、討論会で過去の発言をめぐり非難し合った経緯がある。

支持者も高学歴の女性が多く、若者中心のサンダース氏とは異なるとの見方があり、左派がまとまるかどうかは不透明。

党候補指名には、各州に割り当てられた一般代議員計3,979人の過半数を獲得する必要がある。

CNN-TVによると、3月5日までの獲得数はバイデン氏552人でサンダース氏の489人を引き離しているが、全米最多の415人の代議員を抱えるカリフォルニア州はリベラル色が強く、サンダース氏が大幅に積み増す可能性もある。


(2020年3月16日号掲載)