Wednesday, 22 May 2024

腹の底から怒り、撤回を



初核実験「偉業」 に被団協

2020年7月18日

© Everett Collection / shutterstock.com

人類史上初の核実験から75年を迎え、トランプ大統領が 「素晴らしい偉業だ」と声明を発表したことに対し、日本原水爆被害者団体協議会 (被団協) は7月17日、「腹の底から湧き上がる怒りを抑えることができない」として撤回を求める木戸季市 (きど・すえいち) 事務局長名の談話を出した。

談話はトランプ氏が「第2次大戦の終結を促し、世界の安定、科学の革新、経済的繁栄の時代を切り開いた」としたことに「原爆が第2次世界大戦の終結につながったのでしょうか。日本に戦う力はなく、敗戦目前だった」 と指摘した上で「広島、長崎への原爆投下は2種類の原爆 (ウランとプルトニウム) の威力を見るための実験だった。

台頭するソ連に対する政治的圧力、威嚇 (いかく) だった」と批判した。

原爆について 「広島・長崎の街を焼き尽くし、老若男女の別なく、無差別に殺した。破壊と絶滅だけをもたらす、人間と共存できない絶対悪の兵器」と強調。

「核抑止力では、戦争を抑止できない。の廃絶が唯一人類を守る道だ」として、原爆投下国・米国と被爆国・日本の核廃絶に向けた連帯を求めた。


(2020年8月1日号掲載)