KFC、カリフォルニア州 50 店
2020年7月19日
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ファストフード大手ケンタッキーフライドチキン (KFC) は、大豆由来など植物性タンパク質を原料とする代替肉を使った「フライドチキン」 を7月20日からカリフォルニア州の50以上の店舗で販売する。風味や食感は本来のフライドチキンのようだという。
新型コロナウイルス感染症の流行による運動不足もあって、健康志向が高まっていることに対応する。
昨年夏にジョージア州アトランタの1店舗で実施した試験販売は5時間足らずで完売した。
引き続き代替肉の新興企業ビヨンド・ミートと組んで本格的にメニューに加える。
販売が好調なら他の州にも広げる見通しだ。
米国以外での販売計画については明らかにしていない。
業界では代替肉を使ったメニューの競争が活発化している。コーヒーチェーン大手のスターバックスは6月、インポッシブル・フーズの代替肉ソーセージを使った朝食用のサンドイッチを投入。
バーガーキングもインポッシブルの代替肉パティを使ったハンバーガーを販売している。
日本では、モスバーガーを展開するモスフードサービスが動物性の食材を使わない「グリーンバーガー」を全国で販売している。
*写真は、ケンタッキーフライドチキンの植物性原料の「フライドチキン」 (同社提供)
(2020年8月1日号掲載)