2023年11月17日
ロサンゼルスでの国際的な自動車展示会「ロサンゼルス自動車ショー (Los Angeles Auto Show)」の報道公開が11月16日に開かれた。
SUBARU (スバル) は北米で人気のあるスポーツタイプ多目的車 (SUV) の「フォレスター (Forester)」の新型を世界で初めて公開した。
米国では来年春に発売する。
スバルはフォレスターにハイブリッド車 (HV) を設定する方針も明らかにした。
米国はスバルの主力市場の一つで、記者会見した大崎篤 (おおさき・あつし) 社長は「引き続き米国市場に注力していく」と強調した。
2030年に電気自動車 (EV) の世界販売台数を60万台とする計画に沿って、新型EVを順次発売する方針も表明した。
トヨタ自動車はSUV「クラウンシグニア (Crown Signia)」と米国で主力となっているセダン「カムリ (Camry)」の新型を出展。
新型カムリは全てHVとし、エンジンだけのモデルを廃止する。
ホンダはともに米国で来年売り出すSUVタイプのEV「プロローグ (Prologue)」、高級ブランド「アキュラ (Acura)」の「ZDX」を展示した。
米国の新興EVメーカー、ルーシッド・モーターズ (Lucid Motors) も初のSUVを世界に向けて公開。
EVのSUVでは最長の航続距離となる約700キロを走破。
競合社のテスラ (Tesla) を急追する存在となりそう。
環境規制に厳しいカリフォルニア州は2035年以降のガソリン車販売を禁止する予定。
今年のLAオートショーは近未来の自動車市場の変革に焦点を当てた内容となった。
*Picture: © Shutterstock-Pixelsquid / shutterstock.com
(2023年12月1日号掲載)