Friday, 26 July 2024

アップルとグーグル、スマホ活用

新型コロナ感染者への接触警告

2020年4月12日

IT大手のアップルとグーグルは4月10日、新型コロナウイルスの感染追跡で技術協力すると発表した。

スマートフォンを使って、感染者と判明した人に濃厚接触していた可能性があることを警告する。

一律の外出規制を解除し、経済活動の再開を支援する技術とみられ、ライバル同士が異例の連携で感染拡大の防止を目指す。

感染拡大を抑える効果が期待される一方で、プライバシー問題が懸念される。

米メディアによると、この機能を有効にするには、利用者の同意が必要で、位置情報は収集しないとしている。

スマホに内蔵された近距離無線通信「ブルートゥース」を使って、近くにいた人の情報を記録。

感染者が検査の陽性情報を入力すると、過去の一定期間内に近くにいたスマホの利用者らに警告する仕組み。

5月に公衆衛生当局のアプリをスマホにダウンロードできるようにする。

スマホを使った取り組みは中国などアジアで先行し、ドイツなど欧州でも計画が進んでいる。


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(2020年5月1日号掲載)