2022年11月7日
ツイッターは11月5日、アップルのiPhone (アイフォーン) ユーザー向けにアプリを更新し、有料サービス「ツイッターブルー」を月額7.99ドル (約1,120円) に値上げして認証マークの付与を始めたと発表した。
買収したイーロン・マスク氏の方針に沿った変更で、これまで著名人や企業の公式アカウントなどに限定していた本物であることを示す青色の認証マークの対象を、一般利用者に拡大する。
ツイッターブルーは米国やカナダ、オーストラリアなど5か国で展開しており、日本は未導入。
マスク氏は投稿で「最初の導入国での動作確認と翻訳が終わり次第、全世界に展開する」と述べたため、日本でも近く導入される可能性がある。
ただ、本物であるかどうかのチェック体制を不安視する声もあり、認証マークの付与拡大で、なりすましなどの恐れも指摘されている。
アイフォーン向けアプリ市場で「あなたがフォローしている有名人や企業と同じように、青い認証バッジが付く」と説明した。
広告が半分になったり、長い映像が投稿可能になったりする機能も追加予定だとしている。
マスク氏はツイッターの広告依存からの脱却を図るべく、課金ユーザーを増やしたい考え。
無料で認証マークを付けていたこれまでの仕組みを「でたらめだ」と批判し、ツイッターブルーの米国での月額料金を現行の4.99ドルから8ドルに値上げする意向を示していた。
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(2022年12月1日号掲載)