Friday, 26 July 2024

舌の先の上に?(2013.8.16)

 

 

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shibuya_new3.jpg     渋谷 昌治

英語講師

1966年第11回高松宮杯全日本英語弁論大会優勝、早稲田大学主催全日本学生英語弁論大会優勝。1969年明治学院大学英文学部音声学科卒業。同年東京 アナウンスアカデミー卒業。
日本では、オールナイトニッポンのDJとして活躍。
1969年留学のため渡米。1974年よりサンディエゴに定住。
1976年 「ショージ英会話教室」を開校。


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舌の先の上に?
 
       

今回の表現「on the tip of one's tongue」という表現を文字通り訳すと、「舌の先の上に」になりますが、熟語としては、日本語にも似たような表現がありますが、「のどまで出かかっている」とか「口先まで出かかっている」という意味です。

つまり、誰かの名前とか、レストランの名前とか、何かの名前を思い出そうとする時に、なかなか出てこない時に使う表現です。

アメリカの日常生活では、よく使われる言い回しです。
 

例えば、「It's on the tip of my tongue, but I can't remember his name. (のどまで出かかっているのですが、彼の名前を思い出すことができません。)」というふうに使えばいいのです。
 

 

では、「on the tip of one's tongue」を使った会話を勉強しましょう。

 

A: Do you remember the name of our teacher who taught us English in San Diego 10 years ago?
(10年前に、サンディエゴで私たちに英語を教えてくれた先生の名前を覚えてますか?
 

B: You mean the one with glasses?  It's right on the tip of my tongue, but I can't remember it, either.
(というと、メガネをかけた人のことですね? のどまで出かかっているのですが、私も思い出すことができません。
 

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A: What was the name of that Chinese dish we tried last night?
(私たちが昨夜ためした中華料理のおかずの名前は、何でしたっけ?
 

B: Let me see.  It's on the tip of my tongue, but I can't remember it.
(ええっと、のどまで出かかっているのですが、思い出せません。
 

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A: I remember his face very well, but I can't remember his name.
(彼の顔は、とてもよく覚えているのですが、彼の名前は、思い出せません。
 

B: Come on Tom! It’s right on the tip of your mouth.
(ほら、トム! そこまで出かかっているのに。)

 

 

(2013年8月16日号掲載)

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