Tuesday, 16 April 2024

ポテトチップス (2014.5.16)

 

 

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shibuya_new3.jpg     渋谷 昌治

英語講師

1966年第11回高松宮杯全日本英語弁論大会優勝、早稲田大学主催全日本学生英語弁論大会優勝。1969年明治学院大学英文学部音声学科卒業。同年東京 アナウンスアカデミー卒業。
日本では、オールナイトニッポンのDJとして活躍。
1969年留学のため渡米。1974年よりサンディエゴに定住。
1976年 「ショージ英会話教室」を開校。


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ポテトチップス

 
       

ポテトチップスは、間違いなくアメリカ生まれです。

 

その歴史をたどると、1853年に、ジョージ・クラム(George Crum)というアメリカン・インディアンが、ニューヨークのレストランでシェフをしていました。

 

ある日、お客が、ジョージの作ったフレンチフライが、厚すぎると文句を言いました。

 

ジョージは、フレンチフライを少し薄くして出しましたが、その客は、それでも厚すぎると不満を伝えました。

 

頭にきたジョージは、お客を怒らせようと、ポテトを紙の様に薄く切って出したら、そのお客は、そのポテトを大変気に入ってくれました。これが、ポテトチップスの始まりだと言われております。

 

当時、手でポテトの皮をむいていたので、ポテトチップスを作るのは、大変でした。

 

 

1920年に、ポテトの自動皮むき機が登場すると、短時間で、大量のポテトチップスが作れるようになりました。

 

そこに目をつけたのが、ハーマン・レイという人でした。

 

彼は、ポテトチップスを小さな袋に詰めて売ったら、爆発的に売れました。

 

以来、Lay's potato chipsはアメリカで最も売れているポテトチップスの商品名です。

 

 

それでは、ポテトチップスに関係した英語の表現を勉強しましょう。

 

1. In 1853, a native American Indian named George Crum made the first potato chips when he was a chef in a restaurant in New York.

(1853年、1人のアメリカン・インディアンのジョージ・クラムという人が、ニューヨークのレストランでシェフだった時に、初めてのポテトチップスを作りました。)

 

 

2. One day, a customer complained that George's french fries were too thick.

(ある日、1人のお客はジョージのフレンチフライが厚過ぎると文句を言いました。)

 

 

 

3. Crum got mad and cut potatoes very, very thin in order to make the customer angry. Interestingly, the customer loved them. That's how the potato chips started.

(クラムは頭にきて、お客を怒らせるためにポテトをとてもとても薄く切りました。面白いことに、お客はそれを大変気に入りました。それがポテトチップスの始まりでした。)

 

 

 

(2014年5月16日号掲載)

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