渋谷 昌治
英語講師 1966年第11回高松宮杯全日本英語弁論大会優勝、早稲田大学主催全日本学生英語弁論大会優勝。1969年明治学院大学英文学部音声学科卒業。同年東京 アナウンスアカデミー卒業。日本では、オールナイトニッポンのDJとして活躍。 1969年留学のため渡米。1974年よりサンディエゴに定住。 1976年 「ショージ英会話教室」を開校。 ご質問、ご連絡はこちらまで |
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ベルを鳴らす? | |||
「Ring a bell」という表現を文字通り訳すと、「ベルを鳴らす」になりますが、熟語としては、「心当たりがある」とか、「聞き覚えがある」という意味で、アメリカの日常生活では、よく使われる表現です。 注意すべきことは、「ring a bell」の前には、人間ではなく、しばしば、人間の名前が来て、否定形で使われるケースが多いということです。 例えば、The name Shibuya does not ring a bell with me. (「渋谷」という名前は、私には聞き覚えがありません。)というふうに使えばいいのです。 では、「ring a bell」を使った会話を勉強しましょう。
A: There is a book on the table with the name Junko on it. (テーブルの上に、純子という名前のついた1冊の本があるんだけど。)
B: Junko? That name doesn't ring a bell with me. (純子?その名前に心当たりはないです。)
--------------------------------------------------------------------- A: Here is another Christmas card from someone named Yutaro. Do you know who he is? (勇太郎という名前の誰かから、もう1枚クリスマスカードがここにあるけど。)
B: Yutaro? That name rings a bell, but I don't remember. (勇太郎?その名前に聞き覚えがあるけど、思い出せない。)
--------------------------------------------------------------------- A: Does the name Shoji Shibuya ring a bell with you? (渋谷昌治という名前に心当たりはありますか?)
B: Oh, sure. He is a famous English teacher in San Diego. (もちろん。彼はサンディエゴでは有名な英語の先生ですよ。) |
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(2013年1月16日号掲載) |