Thursday, 21 November 2024

hear と listen toの違い (2020.8.16)

 

 

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    渋谷 昌治

英語講師

1966年第11回高松宮杯全日本英語弁論大会優勝、早稲田大学主催全日本学生英語弁論大会優勝。1969年明治学院大学英文学部音声学科卒業。同年東京 アナウンスアカデミー卒業。
日本では、オールナイトニッポンのDJとして活躍。
1969年留学のため渡米。1974年よりサンディエゴに定住。
1976年 「ショージ英会話教室」を開校。


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hear と listen toの違い

hearlisten toも日本語では「聞く」と訳されていますが、英語では、状況に合わせて使い分けなければなりません。

 

まず、hear自然に耳に入るものを「聞く」という消極的な意味を持っています。

特に、無意識に聞こえてくるものに良く使われます。

例えば、フリーウェイからの騒音とか、アパートの上の階からの物音とか、他人の口から入ってきた噂などにはhearを使います。

例文: I heard a loud noise upstairs.

(上の階から大きな音を聞いた。)

 

一方、listen toは、意識的で積極的な行為で「耳を澄ます」という意味で、必ずしも聞こえるとは限りません。

例えば、音楽とか、ラジオのニュースとか、大統領のスピーチなどを聞く時にlisten toを使います。

 

例文: I listened to the speech on the radio this morning.

(今朝、ラジオでそのスピーチを聞きました。)

 

では、練習しましょう。次の文を英語に訳して下さい。

 

<問題>

  1. ジョンが入院していると聞きました。
  2. 父は私の言い訳を聞きたくなかった。
  3. 彼女が離婚したという噂を聞きましたか?
  4. 耳の聞こえない人は、音楽に耳を澄ますことはできますが、彼らは音楽が聞こえません。

 

<正解>

  1. I heard that John is in the hospital.
  2. Father did not want to listen to my excuse.
  3. Did you hear the rumor that she got divorced?
  4. Deaf people can listen to music, but they can not hear the music.

 (2020年8月16日号掲載)