日常会話の疑問文を強調したい時に、又は、驚いた時によく使われる「一体全体これは何ですか」と言う表現は、英語には4つあります。
一番よく使われる表現は、俗語で、少し下品な言い回しですが、「What (in) the hell is this?」です。
次によく使われる表現は、やはり俗語であまり上品ではありませんが、 「What the heck is this?」です。
無難に少し上品な言い回しをしたければ、英語の標準語として、「What on earth is this?」又は、「What in the world is this?」と言う表現があります。
公式は、普通の疑問文の疑問詞の後ろに、the hell、the heck、on earth、in the worldのどれかを入れればいいのです。
一番下品ですが、一番よく使われる表現から順番に並べると、以下の様になります。
- 疑問詞 + the hell + ~ ?
- 疑問詞 + the heck + ~ ?
- 疑問詞 + on earth + ~ ?
- 疑問詞 + in the world + ~ ?
例えば、「Who the hell are you?(一体あんたは誰なの)」という表現は、決して上司や先生などに対して使ってはいけません。
家族、友達の間では、「What the hell has happened?(一体何が起こったんだ)」と言う表現を使ってもいいですが、女性はなるべく、下品になり過ぎない様に、「What the heck has happened?」と言う表現が無難でしょう。
上流社会、公の場、書き言葉では、「Where on earth is he? (一体彼はどこにいるのですか)」、「When in the world is she coming? (一体彼女はいつ来るのですか)」等が使われています。
では、練習しましょう。次の文を英語に訳してください。
問題:
- 一体全体どうやってここに来たのですか?
- 一体あんたは何を考えているんだ?
- 一体全体どこに行ってたの?
正解:
- How in the world did you come here?
- What the hell are you thinking about?
- Where the heck have you been?
|