つい…

タバコをやめたのは16年前。完全禁煙を達成するのに苦労した。禁煙セラピーに通うのも気恥ずかしく、自力でタバコと別れを告げたいと思っていたところ、通販で「全米500万人が禁煙に成功! あなたもできる!」と銘打たれたビデオを発見! 30日以内に返品できることを確認し、取り寄せてみると、これが意外にも説得力のある内容。禁煙できない人の深層心理を解きほぐし、慈愛に満ちた映像と環境音楽を駆使してコンプレックスを解消してくれる。これだ! 私は心身ともにリラックス状態になり、喫煙に終止符を打てる自信が体内に満ちてくるのを感じた。ビデオが終盤に向かう頃、私の右手には、つい無意識に火をつけたマールボロが挟まれていた。・・・ 喫煙と訣別できた契機は、ヘビースモーカーの恩人が病魔に冒され、55歳の若さで不帰の客となった訃報。私はタバコ4カートンを買い、これ見よがしに自分の机の周りにバラまくという “荒療治” に転じた。全てを吸い尽して体内に溜まる「毒」を考えただけで恐怖感に囚われる。1箱だけなら「1本くらいは」と妥協心も生じるが、この環境では「つい1本」という出来心も封印される。手を出せば人格も否定されるという強迫観念が完全禁煙への扉を開いた。 (SS)
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 ▽つい、夕飯の時間が遅くなってしまう。食事をする時間を変えるだけで、ダイエットの効果に差が出てくるらしい。太りにくい時間帯は「起床後30分」と「14時~16時」、太りやすいのは「就寝前」と「22時~2時」。つい、夜遅い時間に食べてすぐ寝るのは、ものの見事にメタボ街道まっしぐらの悪いクセ。会社で早めの夕食をとるようにしたら、体重計のメモリが少しずつ下降し始めた。▽つい、思わず、うっかり。日本語を勉強している日本人の中学生からその違いを質問された。Unintentionally、Reflexively、Carelessly。微妙なニュアンスの違いをうまく説明できなくて焦ったが、一緒に和英辞典をチェックして納得。改めて質問されるまで無意識に使い分けている日本語があるものだ。▽つい、先延ばしするクセがあった。わかっちゃいるけど、動けない〜♪。夢の中で頑張っても進まず、実際にやったら簡単だったことも。いつの頃か、気が進まなくても、とりあえずやるようにしたら、少しずつ「やる気スイッチ」が入るようになった。「すぐやる。必ずやる。出来るまでやる」。今は、日本電産の創業者、永守重信さんの経営哲学が目標。とにかくやってみることが大切なのだ。 (NS)
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sheau-ching-san.gif スーパーに行くと、自慢できるほど、つい必要以上の食材を買ってしまうのは私の弱点(>.<)! フルーツ2種類だけを買って帰ろうと思いながら、ショッピングカートを取って (大きいカートを使うのはもっとまずい) 入店。そして清算時には、ショッピングカートの中は溢れるほどいっぱい (パーティーでもやれるくらい大量。。。) になっていることに気がつく。そのため、我が家の冷蔵庫、冷凍庫と食材の収納キャビネットはいつもパンパン状態! 食材だけじゃなく、この間もベッドシーツセットを買おうと思ってお店に行った。しかし、ベッドシーツセットのセクションへはなかなか進まずに、“必要ない商品” についつい目が行き、買おうとしている自分がいた。“必要ない商品” をなぜかショッピングカートにどんどん入れて、お店に行った目的を忘れそうになった。最終的には冷静になり、ベッドシーツセット以外の商品を全部戻した (えらいと自分で感心した)。私のこの弱点を何とか改善しないと、この先まずいかも (^.^)。 (S.C.C.N.)
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yoko 高校生くらいの頃まで、父、母、私、妹の4人家族で実家に住んでいた。父親に妹の名前と私の名前をよく間違われていた。これが電話になると「ママ?」「違う」「妹ちゃん?」「違う」「Y子か ーー 」と3分の1の確率で間違われていた。妹とは年も4学年離れているし、そこまで似ていない。当時は、どうして間違われるのか不思議に思っていた。ところが、2児の親になって分かった! うちの子供たちは2歳違いの兄妹。性別も違うし、性格もぜんぜん違うのに (顔は似ている方?)、ついつい名前を間違えて呼んでしまう。先日なんて、夫の名前まで出てきて「どこまで混乱しているんだ、私」と、ちょっと笑ってしまった。グーグルしてみると、そういう家族は結構いるみたい。ペットの名前も一緒に混ざってしまうとか (笑)。今はまだ子供たちが小さいので、何も言われないけど、そのうち注意されるようになりそう。「ママ、僕/私、○○ じゃないよ。また名前を間違えた!」と。気をつけなくては。ちなみに父は、私の腹違いの妹をよく私の名前で呼んでいるらしい 。。。。 (YA)
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reiko-san やらないようにと心がけているのだが、時々ついやってしまうのが、お店や病院など外出先で、娘が話しかけられているのに、なかなか返事ができない彼女の代わりに私が答えてしまうこと。先日10歳になった娘は、シャイで人前で話すのが苦手。家族や仲の良い友達、その家族などと一緒の時は、何でも自分の思ったことをはっきり言えるのだが、知らない人にふいに話しかけられたり、不特定多数の前では蚊の鳴くような声になってしまう。そして時には、何と答えようかと考えあぐねて、微妙な沈黙が流れてしまうことがある。そんな時、その気まずい雰囲気(と勝手に私が思っているだけなのだが)を打開すべく、私が彼女の答えを予想して、彼女の代わりに答えてしまうのだ。喋った後で、しまった〜といつも思うのだが、後の祭り。私がこういう状況の親子を見たら、なんてお節介な母親だろうと絶対に思うだろう。もう少し待ってあげたら、子供が自分で答えるだろうに、と。だから、最近、私はこの悪い癖、つい娘の代わりに答えてしまう、というのをやらないように頑張っている。モジモジする娘の隣で口を出さず、にこやかに黙って立ち続ける私。ついうっかり、が出てこないように頑張ろう。(RN)
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suzuko-san 「これは言うまい、内緒にしておこう」と思っているのに「つい、口が滑った」。「これ以上食べたら太る、食べてはダメだ」と自分を戒めているのに「つい、手が出ちゃった」・・。ある、ある、こんなこと。「つい・・」という二文字で、己を甘やかしている自分がそこにいるのだ。それらを遣らかす度に、自分の甘さを見せつけられる。ああ、やだやだ。また、頼まれてもいないのに、「つい、その気になって」余計なことを言ったり、したり。いわゆるお節介である。こんなこともある、ある。そして、ここで寝てはいけない、寝たら明日の仕事が間に合わなくなると気を張っているつもりなのに「つい、うたた寝をしてしまった。あ~あ」。はたまた電車に乗ったり、車を運転をしていて、この駅で、あるいはこの Exit で降りなくてはいけないのに「つい、ボーっとしていて、降りる駅や出口を逃してしまった・・」。これもたまにではあるが、ある。ちょっと暇つぶしに店に寄っただけなのに「つい、衝動に駆られて財布がケガをしてしまった」ことは、やたらある。しかし、テレビの報道などで見ていると、犯罪を犯した人が「つい、出来心で」と言い訳をしているのに出くわすことがある。そんなことに「つい・・」は通用しないと思うのだが。 (Belle)
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jinnno-san 最近 (つい3日前 笑)、運動を始めたの。ず ーーー っと何年も何年も体を動かさず、飲む量だけが何故か増え、夜10時くらいにご飯を食べて、寝る前まで飲む&ポテチ生活を続けたら、、はい皆さん、どーなるか答えは分かりますねー。デブ路線まっしぐら〜!(笑)。痩せているハズのわたしが、なーんかお腹に贅肉が!! 歩くとなーんか、あるんだよねー、重いものが。これはいかん! ほんまもんのデブになってしまいますぅ!と思っていても、つい生活習慣の誘惑が。。。そんな時、プールパーチーにお呼ばれした。友達たちはビキニで水に入ってた。そのうちの1人の女の人が、お腹すっきりどころか6つに割れているじゃあないか! そしてその子、パーチーだっつーのに、腕立て伏せなどしたり筋肉作りしてるよ。聞いたら、朝起きて、ものすごい速さで早歩きを30分、30キロのバーベル持ってスクワット、そしてビーバー (?) 30秒! よおおおーし! あたいもやるわよ ーー お! と心に決めたのであった。早速、、早起きできないから家の中で足踏み (笑) 15分、ビーバー (?) 10回 (だから何コレ? 笑) (単位が違うし 笑)、そしたらメチャメチャ汗がー! 体動かすっていいわね〜と、疲れた自分にご褒美で、ビール瓶を空けるのであった (ダメだこりゃ 笑)。 (りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
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家族で出かける時は、ほぼ私がドライバーだ。旦那の実家、片道500km以上のドライブも私がほぼ運転。確かに車好き、運転も好きだ。ゲームセンターでカーレースゲームに興じても、ほとんど負けたことがないくらい (旦那にも)、私の運転は確かだ。ちょこっとそこらに家族で出かける時も、旦那はおきまりで車の鍵を私に渡す。だが、時々、私だって運転したくない時もある。嫌そうな顔の旦那を横目に助手席に座る。嫌そう? 何故か? 基本おしゃべりな旦那は、運転とおしゃべり、両刀使いが無理らしく、運転中に運転ではなく、おしゃべりにフォーカスしてしまうのだ。そのおかげで、何度フリーウェイの出口を間違ったことか・・。何度、時間に遅れるかとヒヤヒヤしたことか・・。私は「スピードリミットは、そこまでスピードを出していいってことなんだから、上げていこうよ」「前の車、遅いからレーン替えてよ」「運転中、話いらないから」と『ついつい』口を出してしまう、かなーりタチの悪い Back Seat Driver なのだ。私がイライラして、旦那がイライラ。でも、私がもっとイライラする! 家族の平和のためには、私がいつでも運転したほうがよいのだろう・・。 (IE)


(2018年8月1日号に掲載)