どうにかしたい

 

▽妻は信じられない頻度で「アレ」「ソレ」の指示代名詞を連発する。「今日はアレ (?) の用事で外出するけど、冷蔵庫に小皿のアレ (?) と昨日のアレ (?) があるから、ソレ (?) をアレして (電子レンジで温めて?)  そこのソレ (調味料?) を使って食べてね」。本人にしてみれば “完璧に話している” つもりなのだ。恐ろしい。妻のアレを100%理解するのは難しいが、類推すれば、大体何を言ってるのか分かる時もある。それにしても、アレ、ソレの乱用は昔からだけど、加齢とともに激しくなっている。気が付けば自分にも伝染していて、妻との会話にアレがよく出るようになった。マズい。どうにかしたい。▽アレは福島の方言という説がある。私も妻も福島県出身だ (流行鈍感 No.1 都道府県にランクされたり、やたらと我が故郷はディスられる)。当然ながら、指示代名詞は親しい同士で使われるが、元をたどれば、小規模なコミュニティーの中で発達した意思疎通の短縮系らしい。以下は、YouTubeに出ていた福島出身の私立大学准教授 (言語学) の説明。「個人的なアレ (見解?) としては『アレ』を使うことはよくあると思いますが、アレ (研究?) が進んでいないので、これからも調査を続けていけば、面白いアレ (特徴?) が判明すると思います」。全然分からない。本当にどうにかしてくれ! (SS)
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▽「本当にどうにかしてほしい」と友人が電話で訴えてきた。彼女はアメリカ市民で、日本に住む父親が危篤状態になったため、急いで帰国する必要があった。しかし、コロナ禍、日本への入国にはビザが必要で、国籍喪失届の提出を求められたそうだ。彼女は公務員として働くためにアメリカ市民になったが、引退後は日本に戻りたいと考えていた。結局、ビザなし渡航が再開された2022年10月に父親の墓参りを行ったそうだ。▽日本の法律では、外国籍を取得すると自動的に日本国籍を失う。日本は二重国籍を認めておらず (国籍法11条1項)、国籍喪失届の提出が必要だが、実際には手続きを行わない人もいる。2023年の国際移住機関 (IOM) の調査によると、現在、約80%の国々が二重国籍を認めている。1960年には38%だったが、2020年には76%に増加。ドイツも2023年9月に二重国籍を容認した。▽私は永住権を保持し、日本への帰国の可能性を残している。国籍法11条1項に関して憲法違反の訴えもあるが、2023年10月2日、最高裁は「憲法に違反しない」と判決した。グローバル化が進む中、日本は内向きの姿勢を見せているように思う。安全保障のリスクが気になる場合、同盟国に限定して二重国籍を認めることで、国際競争力強化や多文化主義の推進、人口減少対策につながると思う今日この頃だ。 (NS)
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▷お腹と背中の肉。ジムに定期的に通って2024年内には絶対になんとかする!(新年の抱負) ▷最近お気に入りなのがタイレストランの微妙な塩加減。パパイヤサラダ、ビーフサラダ、グリーンカレー、どれも本場タイで食べた味にとてつもなく近くて美味しいけれど、毎回、少し塩が効き過ぎているのが玉に瑕。シェフの好みなのだろうか。それとも濃い味が好きなアメリカ人向けにわざと塩を効かせているのか。辛さの段階は選べるのに、塩加減のチョイスはない。少し塩を減らしてくださいって頼んでも良いものなのだろうか。悩む。▷庭のオレンジの木。葉も花も実も付けなくなって数年。死んでしまったのだろうか、我が家のオレンジの木。どうにか、また美味しいオレンジを実らせてほしい〜。▷シャワールームのタイル、下の部分、どうにかしないと。▷猫の毛。毎日のように掃除機をかけても毛が取れる、取れる。フリースのジャケットやセーターなど着ていると、磁石のように猫の柔らかい毛が吸い付いてきて、コロコロなしでは外出もできない。でも猫、可愛いから仕方ない。▷破れた網戸。猫が脱出する時に破られてしまった。
直さなくちゃね、と言い続けて早数年。いい加減、どうにかしたい。(RN)
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suzuko-san
私のサンディエゴ移住が決まったのは約30年前。出発前の数か月は近所のシュークリーム専門店でアルバイトをしていた。8時間もコンクリートの床の上に立ちっぱなし。仕事が終わるとすぐさま整体院に駆け込んでいたものだ。こんな背景を持って乗り込んだサンディエゴ。移住後2〜3年後に始めたインド料理クラスでも、タイルの床のキッチンに立ちっぱなし。腰痛を感じながらの料理教室だった。その腰痛はいつか良くなる、いつか良くなる、という本人の希望をよそに、悪化の一途を辿り、現在は信号待ちの数分でさえ、その場に立っているのが困難なほど。その間、数えきれないほどのレントゲン、頭や首に特化したものを含めたMRIは7回。鍼灸院、整体院、整骨院、カイロプラクティック、マッサージにも頻繁に通った。はたまた整形外科、脳神経科、脊椎専門家、ペインリリーフセンターなどを訪ね、高周波熱凝固法という当時最新の施術も3回、コルティゾン注射、挙句には温かい手を体に当てて治すというOsteopathic Manual Medicineという高額な整骨療法も受けたけれど、誰も治してくれていない現実がここにある。ほんと、誰でもいいから、どうにかしてほしいと切に願うばかり!一方で、私の腰もさることながら、あれだけ活動的だった私が、最近どんどん、怠惰、自堕落になっているのを露骨に感じる。これこそ、どうにかせねば! (Belle)
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jinnno-san
アパートの隣人とわたしのドアの前には踊り場のような共同スペースがある。前の住人さんはそこに無数の植木鉢を置いていたり、手摺りにタオルを干していた。綺麗に並べていたし、まーったく気にならなかった。わたしもジョウロをオキッパにしていて、隣人が引っ越すたびに、そのジョウロが網戸を開けておく重石に使われてきた。それも、ぜーんぜん気にならない。、、が、先月引っ越してきた女性。入居初日から、そのスペースに空箱やゴミらしきものを置いている。整理整頓で忙しいのかな、と思ってた、ら、2〜3日過ぎても、そのままになっている、それどころか、食べた後の箱っぽいのもある。1週間ほど経ったら片付けられて (?) いた、、ら、また、別の何かが入った紙袋が数日間放置されて、ハエがたかり出してた。お肉を入れるプラスチックのパック (?) も無造作に置かれてた。謎。あ、パターン読めた:ゴミ出るたびに → 外で1週間溜める → 捨てに行く → また数日間溜め続ける。室内にゴミ箱を置かず、踊り場をゴミ箱にしている (?)。これ、ヤダ 笑。本人に言いたい、コレ何ですかって 笑。クリスマスを迎える頃にはゴミがなかった。よかったー! やっと気づいてくれた!と思ったら、、ホリデー休暇から帰ってきたようで、再びゴミ置き場に!! 最近、自分の寝言でうなされて起きる。す、ステましょーかって 笑。(りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
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我が家では私も夫も料理を嗜 (たしな) む。とは言っても私がするのは、よく家庭で作るような煮物や炒め物、汁物などの簡単な日本食。そして、なるべく洗い物が出ないよう、フライパンと鍋くらいで済むようにしている。または使ったものを洗いながら、食後の仕事が増えないように気を付けている。夫は私より料理の腕前が上だ。韓国料理、中華料理、タイ料理など、レシピを見たり YouTube をちょっと見ただけで、自分流に味付けをして作ってしまう。悔しいけれど美味しい。ただ、我が家は4人家族なのに大量に作ってしまい、残り物が多くなってしまう。だから、後片付けがとても大変。豪華な料理を振るまってくれるのはとても有り難いし、嬉しいのだが、食後に大仕事が待っている。大量に残った食材の保存、重い大鍋、積まれた大皿と小皿、飛び散った油や水、小麦粉などの掃除はすべて私の担当。残った肉なども冷凍にしているのだが、しばらくして凍った肉を取り出しても、私には何の肉で、どの部位なのか分からないので、また冷凍庫にしまう。夫が何とかしてくれないと、冷凍庫に凍った肉が貯まる一方なのだ。美味しいものが食べられるのは幸せだけど、もう少し後片付けが簡単な料理を作ってほしい——という本音はどうしても言えない。どうしようかなぁ〜。(SU)

(2024年1月16日号に掲載)