櫻井 真理
育英セミナー・サンディエゴ校室長
日本の某高校にて国語教諭として勤務。その後、育英セミナーの教育活動に賛同して転職。
現在はサンディエゴ校室長として海外子女教育に力を注ぐ。
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SATとは |
Q SATとは何ですか?
A 米国で学ぶ高校生が、自分の学力の客観評価材料として大学側に提出する統一試験のことです。
いわゆる日本の大学入試センター試験のようなものですが、日本とは異なり、何度でも受験することが可能です。
SAT には Reasoning Test と Subject Tests があります。
Reasoning Test は、Critical Reading, Math, Writingの3セクションそれぞれ800 点満点で、合計2,400点満点の試験になります。
Subject Tests は、数学(Math Level 1、Math Level 2)、英語(Literature)、歴史・社会(US History、World History)、自然科学 (Biology、Chemistry, Physics)、語学(各種外国語)の5分野、20のテスト科目に分かれており、各科目800 点満点の試験になります。
Q SAT Reasoning Testはどのくらいのスコアーを目指せばよいのでしょうか?
A SAT Reasoning Test のスコアー目標は志望大学によって変わってきますが、帰国子女大学入試ならば SAT Reasoning Test は1,800点ぐらいを目標に、さらに難関大学を目指すのであれば2,000点以上を目標にするといいでしょう。
出願の際に基準点を設けている大学もありますので、志望校の募集要項を確認して目標を設定しましょう。
なお、各大学・学部の目標点数など詳細については、2月23日(日)に開催予定の育英セミナー無料説明会でご説明いたしますので、ぜひご参加ください。
Q SAT Subject Tests は受けなくてもいいと聞いたのですが、どうなのでしょうか?
A 帰国子女受け入れ大学のうち、慶應義塾大学や国際基督教大学など、いくつかの大学では出願に必須となっています。
これらの大学を受験しないのであれば、受けないと判断することも可能でしょうが、あまり早い時期から自分が受験する大学の幅を狭めることは育英セミナーではお勧めしていません。
例えば、慶應義塾大学は3科目の SAT Subject Tests の成績を必要とします。
理工学部の出願には Math Level 2、Chemistry、Physics が必須、経済学部および商学部の出願には Math Level 2 が必須となっています。
理工学部、経済学部、商学部の入試には SAT Subject Tests の点数の高低も合否に関係があるとみられています。
Q SAT受験に関するアドバイスをください。
A SATは滞在期間よりも勉強量が反映されます。
滞在期間が3〜4年だとしても、早めに勉強を始めれば2,000点を超えることは可能です。
その鍵は、文法を学ぶ意欲、単語を覚える努力、そして勉強量といえるでしょう。
また、SAT Subject Tests は月ごとに受験できる科目が異なります。
受験科目を選ぶ際には、入学希望大学の出願要項でどの科目を受験したらいいのかを確認しましょう。
できれば、SAT Subject Tests は11年生のうちに3科目を受験しておくと、その分、余裕を持ってSATの受験機会を確保できるでしょう。
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育英セミナーでは、SAT 試験対策のクラスを開講しています。
また、SAT・TOEFLの無料説明会を2月23日 (日) 午後4時より行いますので、奮ってご参加ください。
お問い合わせは、育英セミナー・サンディエゴ校 ☎858-674-9866 または
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(2014年2月16日号掲載) |