麻田 貴平 (株)テイクワン システムズ・サンディエゴ代表 南カリフォルニア大学(USC)卒。青山会計コンサルタント事務所、太田昭和コンサルタント事務所を経て、2007年よりテイクワン システムズ・サンディエゴ代表。 ご質問、ご連絡はこちらまで |
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やってみよう… 大事なファイルのバックアップ!! |
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今回から2回にわたり、ファイルのバックアップについてお話します。
なぜバックアップが必要か? 想像してみてください。 今、あなたのパソコンから異音が聞こえてきました。 そしてパソコンが動作しなくなります。 原因はハードディスク(HDD)の故障です。 パソコンを修理に出してパソコンは直りましたが、HDDのデータはすべて無くなってしまいました。 あなたのHDDには何が入っていましたか。 今までデジカメや携帯で撮った思い出の写真が入っていませんでしたか。 仕事で作成した重要なファイルが入っていませんでしたか。 でも、無くなってしまったファイルは元には戻りません。 HDDはいつかは故障します。 それは5年先かもしれないし、今かもしれません。 バックアップは面倒です。 できればしたくありません。 しかし、パソコンを使用する以上、バックアップは必ず行わなくてはなりません。 では、バックアップしている人はどのくらいいるのでしょうか。 おおよそ半分の人がバックアップをしていないという統計があります。 自分の周りをみても、バックアップしている人はそれほど多くはありません。
バックアップしない理由は? バックアップしない理由として考えられるのは、
などでしょうか。
無くなると困るファイルは? 無くなると困るファイルは意外と多くあります。 例えば
などです。 無くなると困るファイルは人それぞれだと思いますので、これを機会に改めて確認してみましょう。 例えば、デジカメのファイルや、自分で作成したファイルなどは無くしてしまうと二度と元に戻りません。 ハードウェアはいつかは壊れます。 パソコンを使用している人にとってバックアップは必須です。
何をバックアップすればいいの? バックアップと言っても、パソコン初心者にとって何をバックアップすればいいのかは意外と分かりづらいものです。 人によってバックアップが必要なファイルは異なると思いますが、代表的なものを考えてみましょう。 バックアップの基本は、無くなったら困るファイルを別の場所にコピーすることです。 無くなって困るファイルとして、まず考えられるのは、自分で作成したファイルです。 例えば、WordやExcelで作成したデータ、年賀状などの住所録、ゲームなどのセーブデータなどです。 通常、自分が作成したファイルは「マイドキュメント」にあることが多いと思いますので、まずこれをバックアップしましょう。 次に考えられるのは、デジカメで撮影した写真や動画などがあります。 写真などは無くしてしまうと二度と元に戻すことができません。 大切な思い出が詰まった写真を無くさないために、必ずバックアップしましょう。 人によってはメールのデータも重要かもしれません。 メール関係のファイルがある場所は、使用しているメーラーによって異なります。 各メーラーのバックアップに関する情報を調べてください。 また、購入してダウンロードしたiTunesやiPodなどの音楽ファイル、アプリケーションなどもバックアップした方がいいかもしれません。
バックアップが必要なファイル バックアップが必要なファイルを具体的にまとめると、こんな感じでしょうか。
このほかにもいろいろあると思います。 無くして困るファイルは人によって異なりますので、自分が普段使用しているファイルがどこにあるかを確認しておきましょう。 (次回に続く)
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(2012年3月1日号掲載) |