夏休みこそ 新学期に備えよう(2)(2013.6.16)

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櫻井 真理

育英セミナー・サンディエゴ校室長

日本の某高校にて国語教諭として勤務。その後、育英セミナーの教育活動に賛同して転職。
現在はサンディエゴ校室長として海外子女教育に力を注ぐ。


 

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夏休みこそ新学期に備えよう(2)
 

長い夏休みが始まりましたね。

長期に日本に一時帰国をしたり、体験入学をしたりすることによって、日本語力の増強や日本文化に触れる機会を設定しているご家庭もあるでしょうが、一方で、渡米したばかりのお子さんがいるご家庭ではアメリカ生活に慣れる大切な機会にもなるでしょう。

夏休みだからこそ、9月からの現地校学習に備えて、普段できないような学習をすることも大切ですね。
 

 

Q 渡米したばかりなのですが、お勧めの夏休みの過ごし方を教えてください。
 

 

A 小・中学生のお子さんの場合は、まず、ELDのテストパスを目標に、9月から始まる現地の英語に少しでも慣れておくといいでしょう。

次に、現地の英語に対応するための勉強を夏の間にするといいでしょう。

育英セミナーでは、日本語を介在させて正しい英語文法を習得するお手伝いをしています。

英語がまだ十分に分からない場合には、英語文法について分からない英語で説明されても、正確に理解をすることができません。

現地の英語に慣れながら日本語で文法を入れていくことで、現地での生活もスムーズに順応できるようになります。
 

さらに、現地の算数などを予習しておくことで、9月に現地校に入った時に先生にほめられて学校が好きになるような “しかけ” を上手に作ってあげることも大切です。

算数でつまずくお子さんのほとんどは、日本で一度は算数をやってきているので知識はあるのですが、言葉が分からないことで理解できないケースが多いのです。

分数の読み方、桁数の多い数の読み方等々、算数の基礎的な内容を含めながら予習や復習をすることによって、学校が始まったときに自信を持って教室に入っていけるように、夏の間に短期間でもいいので準備をしてみましょう。
 

 

Q 子どもの様子を見ていると、友人たちとの会話は英語でできるけれど、読解力があまりついていないようです。

どうしたらいいでしょうか?
 

 

A 小・中学生のお子さんは、夏休みに入る前に現地校で行われたカリフォルニア統一テストでリーディングレベルを確認したと思います。

パブリックライブラリーなどにレベルに応じた本が紹介されています。

レベルに応じて本を読んでいくこと、さらにその上のレベルを読んでいくことを夏休みの目標にするといいでしょう。
 

英語力を向上させるためには、英語原文での読書量をおろそかにしてはいけません。

夏休みだからこそじっくりと読書をして、文字を目で追いつつ Audio Book で耳からも同時に文章を聞いたり、分からない言葉を辞書で引いて単語ノートを作ったり、声に出して読んでみたり、さらに自分の英文理解が間違っていないかどうかを、同じ書籍の和訳を入手して読み比べてみたりするなど、じっくりと読書をすることが英語力増強になりますし、予習にもなるでしょう。
 

 

Q 秋から高校生になります。

 

理科を履修する予定なのですが、少し不安です。

夏休みの間にどんなことをしたらいいでしょうか?
 

 

A 日本語での知識はあるのに、言葉が分からなくて理解できないため、学校の勉強についていけないお子さんが多いようです。

塩酸を英語で何と言うのかを高校ではもう教えてくれません。

バイオも同じです。

光合成は皆さん知っていても英語でどう言うのか、細胞の構造も中学で一度は習っていますが、英語ではやっていないので理解できないことがあります。

現地校の理科や数学など、時間がある夏休みだからこそ、深い内容までは無理でも、とにかく日本語の知識と英語の知識を結びつけることから始めてみるといいでしょう。
 

 

育英セミナーでは、現地校のスピードに合わせて Science や Math の復習クラスや予習クラスも開講して、しっかり学習をサポートしています。

日本式の理科・数学と比較しながら現地校の理科・数学を学べば、大学受験準備と現地校成績向上という2つの効果が得られるはずです。

新学期に向けて、一緒にがんばってみませんか?

 

 

育英セミナー・サンディエゴ校では、英語文法や英作文クラス、現地校のための数学、理科のクラス、SAT 対策クラスなど、様々なクラスを開講しています。

併せて、6月より夏期集中講座も行っています。

受験に向けての夏休みの過ごし方など、無料カウンセリングも随時行っていますので、 This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it. または  ☎858-674-9866まで、お気軽にお問い合わせください。


(2013年6月16日号掲載)

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