LAで受験できる日本の学校(2012.9.16)

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櫻井 真理

育英セミナー・サンディエゴ校室長

日本の某高校にて国語教諭として勤務。その後、育英セミナーの教育活動に賛同して転職。
現在はサンディエゴ校室長として海外子女教育に力を注ぐ。


 

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LAで受験できる日本の学校
 

Q. ロサンゼルスで海外入試を実施している日本の学校について教えてください。
 

 

A. 帰国子女を積極的に受け入れている私立中学・高校の中には、11月末から12月にロサンゼルスで入試を行う学校がいくつかあります。

2013年度LA海外入試募集要項の概略を右上にまとめました。

詳細は、各学校の入学募集要項でご確認ください。
 

※    同志社国際高校の特別推薦入試は、英検準1級合格またはTOEFL iBT 79点以上(または PBT 550点以上) の英語力証明を出願資格とする自己推薦入試です。

※    啓明学園では、海外にいながら自宅で受験できるAO方式入試を随時行っています。編入学年が中学生以上は、TOEFLのスコア (1年以内) を提出する必要があります。ただし、合格後の入学期間は原則6か月間になります。
 

※    出願においては、指定されている書類のほかに、海外で努力したことを客観的に示せるような各種受賞暦、TOEFLや英語検定などの英語力証明も添付書類として提出するとよいでしょう。また、書類審査に必要な現地校の成績は、学校が公式の書類として作成するものだけでなく、自宅に郵送されてくる、生徒の状況が細かく記載された中間成績報告のコピーの提出を求められる場合もありますので、学校から送られてくる成績表の保管に注意しておくといいでしょう。
 

 

 

Q. 海外入試のメリットとは何ですか?
 

 

A. 海外で学ぶ生徒にとっては、入試のために帰国時期をいつにするかは保護者の帰任時期とのバランスもあり、難しい判断を要します。

海外入試を行っている学校は、帰国子女への配慮がある教育を行っていると考えてよいでしょう。

また、海外入試では、合格後の入学可能時期が長いというメリットもあります。

例えば、啓明学園や関西学院千里国際学園のように1年間合格が有効の学校や、同志社国際のように入学時期を4月か7月に選択することが可能な学校もありますので、各学校に相談してみるといいでしょう。
 

 

 

Q. 試験ではどんな点を見られるのでしょうか?
 

 

A. 海外入試で必ず行われる面接試験ですが、生徒本人のみの面接と保護者同伴の面接の両方が行われるケースが多いようです。

生徒本人のみの面接試験では、提出成績内容や筆記試験だけでは見抜くことのできない本人の人間性 (リーダーシップ・協調性) や粘り強く努力できる生徒かどうか、学校の目指す教育に合った生徒かどうか、また、海外体験を自分の中でどのように消化していてそれをどのように発揮できそうか、知的好奇心のある生徒かどうかなどが見られます。

初対面の大人に対して、自信を持って自分の良い点を客観的に説明できるようになるには、多少の自己プレゼンテーション練習が必要です。

保護者同伴面接では、学校の掲げる教育目標への保護者の理解の確認や、お子さんを育てる上で大切になさったこと、保護者の目から見てどのようなお子さんなのか、海外での教育で苦心したこと —— などを聞かれることが多いようです。

謙遜しすぎることなく、お子さんの長所をしっかり伝えてあげてください。

作文試験では、時事問題に関連した話題が出題される場合と、海外体験をどうとらえているかを問うテーマが出題される場合が多いようです。

日々の生活の中でも時事問題に関して話し合うなど、面接や作文試験に向けての練習を心がけられるとよいでしょう。

 

育英セミナーでは、LA入試対策として、作文・面接・出願書類作成指導などを行っています。

ご質問は育英セミナーサンディエゴ校 This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.までお問い合わせください。


(2012年9月16日号掲載)

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