曽 碧光
米国中医薬研究所所長
1932年台湾に生まれる。
東京大学農芸化学修士、米国カンサス大学微生物学修士、東京大学薬学博士、 元米国コネチカット大学病理学助教授、第1 回世界中西医結合大会審査委員、セント・エリザベス病院 (ボストン) 筋ジストロフィー主任研究員、ドライ・アイ眼科研究所生化学顧問、元米国漢方研究所所長、現米国中医薬研究所所長。
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若年性認知症の漢方療法 | |||
Q : 先月号に若年性認知症の予防について述べていましたが、若年性認知症の漢方療法がありましたら、お教えください。
また、釣藤散はアルツハイマー型認知症にも有効であるという研究報告があります(Pharma Medicine 6, supple, 80-86, 1988)。
小暮教授らは黄連解毒湯の認知症に対する効果は脳血流を増加させ、特に記憶と関係が深い海馬領域の血液増加によるものと科学的に確認しました。 東海大学医学部の荒木五郎教授も、黄連解毒湯は脳血管性認知症とアルツハイマー型認知症の症状改善に効果があると報告しています。
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(2014年11月1日号掲載) |