保科 みゆき Miyuki Hoshina Flavell
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カリフォルニアに住む日本人の方々の生活に役立つ情報を、不動産コラムでご紹介しています。不動産売買だけでなく、賃貸に関する大家、テナント側からのご質問や、家の修理に関してのご質問など、皆様のサポートを提供しています。
リースオプションとは? |
Q バイヤーからリースオプションという契約方法で購入したいというオファーを受けました。 このリースオプションについて教えてください。
A リースオプションは、通常のリース契約にテナントがオプションとして購入契約権利を持つという契約です。 契約のプロセスとしては、まずリース契約があり、購入はあくまでオプションとして、前もって将来の売買価格を設定します。 その時期が来て、購入するかどうかを決めるのは、テナント =バイヤー側だけという一方通行の契約であり、オーナー側にはキャンセルする権利がないということを、まず理解することが重要なポイントです。
リースオプション契約の一般的内容 リースオプションの契約を行うときは、まず通常のリース契約書と購入契約書を用意する必要があります。
▲ 売主の立場 GOOD
▲ 売主の立場 BAD
注意点:Non-assignable Clause の条項が不可欠であり、非常に重要です。 この条項はバイヤーが他の人に転売することを認めないという一文です。 この条項により、テナントが他の人にあなたとの契約価格より高い価格で売る別の契約を成立させ、ダブルエスクロー、同時二重契約を行い、その差額の利益 (キャピタルゲイン) を受けることができるというプロセスを認めないことになります。 要するに、大事なキャピタルゲイン利益をリースオプションという形で、テナントに譲る結果になってしまう可能性があるほど、この契約は事前にきちんと確認を行わないと大変だということです。 もう一つ大事な点は、必ず購入契約書の内容に注意してから記載することです。
▲ 買主の立場 GOOD
▲ 買主の立場 BAD 購入のオプションを行わない場合のみですが、前払い金と毎月の積立金を失います。 |
尚、弊社のレンタルホットラインでは、賃貸に関するご質問をお待ちしております。 ご質問、ご連絡はこちらまで (このコラムではカリフォルニア州不動産の一般的情報を皆様にお伝えしています。各ケースのアドバイスは必ず専門機関にご相談下さい) |
(2013年9月16日号掲載) |