保科 みゆき Miyuki Hoshina Flavell
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カリフォルニアに住む日本人の方々の生活に役立つ情報を、不動産コラムでご紹介しています。不動産売買だけでなく、賃貸に関する大家、テナント側からのご質問や、家の修理に関してのご質問など、皆様のサポートを提供しています。
リース解約は、どのようにすればよいのでしょうか? |
Q 現在、タウンハウスをテナントに貸していて、今年9月末までのリース契約となっています。
しかし、私が急きょ、夏前にサンディエゴに戻ってくることになったため、テナントに退去してほしいと思っています。
契約解除の手続きはどのようにすればよいのでしょうか?
オーナーが早めに戻るというのは、解約の理由として認められますか?
A 残念ながら、認められておりません。
カリフォルニア州の法律上、① 特別に条件として、その条項が契約書に記載されている、または② テナントにレントの未払いや契約違法行為があれば、法的退去プロセスを取ることげできますが、これら以外では、テナントの同意がない限り、リースを解約することができません。
テナントの同意を得られるよう、まずテナントと話し合ってみましょう。
もしかすると、早めに引っ越してもいいと考えてくれるかもしれません。
下記の1から5までは、テナントに早めの引っ越しを考慮してもらうための、お勧めアイデアです。
1.リース更新
2.テナントからオーナーへの30日前の告知義務
3.引越日の調整
4.保証金の返却のタイミング
5.引っ越し費用クレジット
Q 現在借りている家のオーナーから、家を売るからと30日の引っ越し告知を受け取り、困っています。
私の記憶では、1年以上契約している場合は Month to Month でも60日前の通告がオーナー側の義務だったと思うのですが?
A はい、通常1年以上居住のテナントへの解約の知らせは、60日前の知らせが必要と定められています。
ただし、物件が売却される場合は、必要条件が揃っていれば、例外として30日前の知らせに短縮されています。
これらの条件がすべて満たされている場合は、オーナーの告知は法律上有効となります。
・条件
(1)現在、該当物件の売買契約中 (エスクロー期間中)
(2)バイヤーが居住目的 (最低1年間) の購入 (投資目的は不可)
(3)テナントへの30日前の書式告知が、エスクローがオープンしてから120日以内
(4)過去に30日、または60日告知を受け取っていない、初めての告知
*注:通常のケースでは、オーナーには引っ越し告知の理由をテナントに告げる義務はありません。
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尚、弊社のレンタルホットラインでは、賃貸に関するご質問をお待ちしております。 ご質問、ご連絡はこちらまで (このコラムではカリフォルニア州不動産の一般的情報を皆様にお伝えしています。各ケースのアドバイスは必ず専門機関にご相談下さい) |
(2014年3月16日号掲載) |