メディケアについての基礎知識(2016.2.16)

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ishiwada new face石和田 貴光

保険エージェント

兵庫県神戸市出身。大学卒業後、新聞社系出版社にて教育広報部、営業企画部を経て、2001年8月25日に渡米。2005年10月にイシワダ保険エージェンシーを設立。カリフォルニア全域をカバーし、医療保険、生命保険、各種年金プランやペンションプランを専門とする。医療保険最大手のAnthem Blue Cross社より、カリフォルニア州 Top 1%の業績が称えられ、Premier Partnerとなる。趣味はランニング、読書。



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メディケアについての基礎知識

       

今回は「メディケア(Medicare)」について基本的な内容をご説明したいと思います。

 

メディケアとは、65歳になったら加入できる連邦政府管轄の医療保険です。

 

身障者 (Disability) の方や、ESRD (End-Stage Renal Disease / 末期の腎臓疾患) の方も受給資格があります。

 

一般的に、メディケアは、Part A (Hospital Insurance / 入院・病院からの費用をカバー) と、Part B (Medical Insurance / 医師や外来にかかる費用をカバー) の2つの要素から成り立っています。 

 

65歳になる2〜3か月前になったら、近くの Social Security Office で、前述したような Medicare ID カードが郵送されてくるように確認を行ってください。

 

障害がある方や、末期の腎臓疾患である場合は、その認定書を提出することで Medicare ID カードを受給できます。

 

これら Medicare ID カードの受給手続きは、町の Social Security Office にて行ってもらえます。

 

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メディケアのカバーだけでは不十分

 

上記の基本的なメディケアも、かかる医療費の全てを賄 (まかな) ってくれる訳ではありません。

 

メディケアがカバーしない医療費をカバーしてくれる 「メディケアの補い保険」 が存在しますので、メディケアとは別に、加入することをお勧めします。

 

「メディケアの補い保険」はざっくり2種類に分けられます。

 

Medicare Advantage Plan

 

費用がかからないプラン。月0ドル。

 

費用がかからない点は利点ですが、この種のプランは、一人だけ主治医(Primary Doctor) を指名する必要がある場合がほとんどです。

 

Mike 先生を主治医にした場合、Mike 先生を通じて受けられる場合に限り、各種医療サービスに対する自己負担が無くなります。

 

お薬の費用をカバーするプラン (Part D) も、この種のプランには含まれています。

 

 

 

Medicare Supplement Plan

 

費用がかかるプラン。65歳時の保険料で月150〜180ドル。

 

費用がかかりますが、この種のプランは、メディケアを受け付けてくれる医師や病院であれば、ほぼどこでも医療サービスを受けることができるため、大変人気があるプランです。

 

お薬の費用をカバーするプラン (Part D) は、別途、購入する必要があります (月40〜100ドル程度)。

 

 

これらメディケアに関するメディケア補い保険は、「A.直接保険会社に申し込む」 か、「B. 取り扱い免許を取得しているエージェントから申し込む」か、自由に選択できます。

 

どちらも、かかる費用は同じですので、申請から加入後のサポートができるエージェントを通じての加入をお勧めします。

(2016年2月16日号掲載)

     

 

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