アメリカの学校生活を成功させるためのアドバイス(1)(2014.12.16)

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櫻井 真理

育英セミナー・サンディエゴ校室長

日本の某高校にて国語教諭として勤務。その後、育英セミナーの教育活動に賛同して転職。
現在はサンディエゴ校室長として海外子女教育に力を注ぐ。


 

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アメリカの学校生活を成功させるためのアドバイス(1)

 

 

Q 子どもの現地校の成績があまり良くありません。

 

 

 

どうしたらいいでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

A 英語が十分に聞き取れない生徒が、やるべき課題を把握できないまま「課題未提出」 で成績が悪くなるのはよくあることです。

 

 

中学生・高校生のお子さんで、自宅で現地校の宿題に取り組む時間が毎日2時間未満という場合は要注意です。

 

 

 

なぜなら、やらなければならないことを理解していなくて、やっていないという可能性が大きいからです。

 

 

 

現地校では多くの先生方が、個々の生徒の成績や課題の提出状況などをウェブページで見られるようにしています。

 

 

 

ぜひ、お子さんと一緒にサイトを見て、課題にもれなく取り組んでいるのかを確認してみましょう。

 

 

 

アメリカでは「やるかやらないかは自己責任」 という考えが徹底しており、やらない生徒を何とかしてやるようにさせようという先生側からの働きかけは、日本に比べて少ないのが現実です。

 

 

 

 

また、課題や授業での態度も良いのに、成績が振るわない場合には、担当の先生に積極的に相談してみることも大切です。

 

 

 

成績が振るわないままにしておかないで、早めに対応するように心がけましょう。

 

 

 

 

補足ですが、帰国子女枠高校入試においては、過去2、3年分の現地校成績が合否に大きく影響する学校があります。

 

 

 

渡米当初から、現地校の成績を良くしようという心がけが非常に重要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アメリカ滞在予定が3年弱になりそうです。

 

 

 

現在は渡米したばかりですが、帰国までに英語力を伸ばすお勧めの方法を教えてください。

 

 

 

 

 

 

 

A 渡米したばかりという方は、米国生活の早い段階から、日本語を介在させて正しい英語文法を習得することをお勧めします。

 

 

 

英語がまだ十分に分からないお子さんは、英語文法について分からない英語で説明されても、やはり分かりません。

 

 

 

一旦、誤った文法が身に付いてしまうと、正しい状態に矯正するにはとても時間がかかります。

 

 

 

 

現地校では単語量を増やすことは求められますが、正確な英語文法の指導はほとんどありません。

 

 

 

現地校での英語学習のみで数年経過してしまった生徒に見られがちなのが、自分の言いたいことを “正しい英語で” 表現することができないという状況です。

 

 

 

滞米3年ほどの短期間で、帰国子女枠入試で評価される英語力を身に付けたり、現地校で評価されたりするには、「現地校の授業に参加するだけでは到底不十分」 と、帰国していくお子さんは、皆さん口をそろえて言います。 

 

 

 

 

日本式の英語文法を学ぶなんて … とおっしゃる方もいますが、「育英セミナーでの英語学習によって、現地校での提出物で意味の通じる英文が書けるようになり、成績が向上した」と多くのお子さんが言います。

 

 

 

 

お子さんの現地校の宿題など、提出物が単語の羅列で意味が全く伝わらない文章になっていたり、文法が正確でないため、言いたいこととは異なる文章になっていたりしませんか?

 

 

 

意図する内容が正しく相手に伝わることが、現地校成績の向上にもつながります。

 

 

 

また、帰国子女枠入試で出題の意図に気が付く学習を常にしておくことはとても重要です。

 

 

 

最初から正しい英文法を記憶する方が、はるかに少ない労力で、英語力を向上させるということをお忘れなく。

 

 

 

 

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育英セミナー・サンディエゴ校では、お子さんの英語力を高める各種授業や日本式学習授業を設け、海外で学ぶお子さんの学習をサポートしています。

 

 

 

お問い合わせは This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it. または ☎858-674-9866まで。

 

 


(2014年12月16日号掲載)

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