パーソナル・ファイナンス(2013.12.16)

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ishiwada_top.jpg石和田 貴光

保険エージェント

兵庫県神戸市出身。大学 卒業後、新聞社系出版社にて教育広報部、営業企画部に所属。2001年8月25日に渡米。ロサンゼルス、サンディエゴの出版社にて営業部に所属後、 2005年10月にブルーストーン保険エージェンシーを設立。現在はサンディエゴと、ダウンタウンLAの2拠点より、健康保険、生命保険、各種年金プラン に関するコンサルテーションを提供。2009年1月より社名を「Ishiwada Insurance Agency」に変更。趣味はランニング、テニスとゴルフ。

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パーソナル・ファイナンス

       

 

米労働省のデータなどを参照すると、2013年は全体的に失業率が改善され、全体経済は底上げ感があるような印象を覚えました。

 

10月1日から16日間も政府機関の閉鎖(Shutdown)が起こりましたが、その後も雇用統計データでは、雇用の伸び率は下がっていないようです。

一番の不安要素はオバマケアです。

2014年以降から本格的に始動する予定の医療改革が米国の全体経済に悪影響を与えないことを祈念するばかりです。

 

 

パーソナル・ファイナンス 

景気の良し悪しは、我々一人一人の力ではどうにもできません。

より良い状況を願う気持ちと、未来における不安要素は常に同居しています。 

自分を取り巻く状況を少しでも改善させるためには、「現状を把握する」 ことと、なるべく多くの「想定外を想定する」 ことだと思います。

 

自分のことは分かっているつもりでも、10年〜20年といった年月を経た後に初めて分かること。そんなことは沢山あるはずです。

 

 

「現状を把握する」ことは、具体的にどう未来に向けて備えるかを知るために必要不可欠です。

 

問題提起(不安要素を割り出す)をした後、具体的な解決策が見えてきます。

できれば、想定外のことは起こらないと信じたいものです。

しかし、本当に大切なことは、想定外のことが起こった時にどう備えるかなのです。

 

そのためにも、「想定外を想定する」 ことは、自らの身を守る意味だけでなく、周囲の方々に迷惑をかけない行為にも繋がっていきます。

理想とする状況を想定する前に、「現状を把握する」ことと、「想定外を想定する」ことを具体的に考えることで、ご自身のファイナンスと向き合うことができます。

 

 

無駄を省き、理想を思い描く

 

ご自身のファイナンスの状況を向上させる上で欠かせない活動は、「無駄を省く」ことです。

例えば、毎月のお金の動きを家計簿をつけるなどして管理することで、「無駄」と思える支出と向き合うことができます。

たった1か月だけやってみるのではなく、最低でも1年分のお金の動きを銀行やクレジットカードの Statement と向き合ってみるべきです。

自分が何に一番お金を費やしているのか、具体的にどれくらい節約できるのか、いつから改善できるのか、数字と具体的に向き合うことで、状況はみるみる改善されていきます。 

無駄を省く作業は、生活習慣を変えるなど、楽しい活動とは言えない努力を伴う要素が多く含まれます。

ただ無駄を省くだけでは心が折れるかもしれません。

節約できたお金は、自分の将来のために活かせる「貯蓄や投資」 に充てるプランを立ててみてはいかがでしょうか?

「貯蓄や投資」を通じて得られるリターンを、自らの理想を叶える夢プランに活かせると考えられる場合、節約の時とは全く種類の異なる、ワクワク感やドキドキ感を持って向き合えるはずです。

  

(2013年12月16日号掲載)

     

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