石和田 貴光
保険エージェント
兵庫県神戸市出身。大学 卒業後、新聞社系出版社にて教育広報部、営業企画部に所属。2001年8月25日に渡米。ロサンゼルス、サンディエゴの出版社にて営業部に所属後、 2005年10月にブルーストーン保険エージェンシーを設立。現在はサンディエゴと、ダウンタウンLAの2拠点より、健康保険、生命保険、各種年金プラン に関するコンサルテーションを提供。2009年1月より社名を「Ishiwada Insurance Agency」に変更。趣味はランニング、テニスとゴルフ。
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米景気好調の兆し | |||
世界経済に大きな影響を与える米国の株式市場。 5月初旬に米労働省が発表した雇用統計では3月から4月にかけて、非農業部門の雇用者数は16万5千人増だったそうです。 その直後、円安ドル高の動きはさらに加速し、株式市場は大揺れに揺れました。 日本では、アベノミクス効果で活況の株式市場に便乗しようと、一般の方々がFXなど、資産の分配先として株式を購入する人が増えているそうです。 「金は天下のまわりモノ」 と言われるように、市場をグルグルと回ることで、全体経済の活性を促すものです。 長いデフレを脱却すべく、長くタンスに眠っていたお金が市場に出回り始めたことは、日本のみならず、世界経済にとっても喜ばしいことだと思っています。
良い時ほど慎重に あくまで個人的な感想ですが、市場が好調である場合ほど、意識して慎重に努めるべきだと思います。 特に、株式相場で儲けを出せる人は全体の1割程度だそうです。 つまり、9割の方は一時的に良い思いをしても、結果的に負けてしまう場合が多いのだそうです。 プロでも予想通りに、常に勝ち続けることは出来ません。 参考までに、アメリカの著名な投資家であるジョージ・ソロス氏や、ジム・ロジャー氏は、口をそろえて今の日本市場はバブルに湧いており、十分な注意が必要と警告しています。 実際に、ジム・ロジャー氏は、保有していた日本株を全て売却して様子見をしているほど注視している点が印象的でした。
ポイントは、冷静な判断力 保険のプランをご案内する上で、気を付けていることがいくつかあります。 変化の激しい業界ゆえに、各種プランを正しく理解・選択し、お客様に提供を行う上で「冷静な判断力」 は必要不可欠です。 これは保険のみならず、お金に対する向き合い方にも共通する大切な要因です。 「好き・嫌い」 の感情だけで判断をしている場合、その判断軸はとても冷静な判断力を用いているとは言えません。 特に、ファイナンシャル・プランニングに関しては、ご自身の現状と、将来どうしていきたいかの理想と冷静に向き合う必要があります。
問題を浮き彫りにする 世に多く出回る保険のプランも、皆様の希望される「要望を満たす内容」 と「要望を満たさない内容」 の2種類しか存在しません。 極論すれば、「必要なプラン」 と「必要で無いプラン」 の2択に絞ってプランを選択してください。 そのためにも、ご自身が保険のプランに希望する「不安要素・心配の種・希望」 を具体的に浮き彫りにしてください。 例えば、医療保険を検討する際、「現在無保険なので心配…」、または「今の保険料を安く抑えたい!」、もしくは「○△クリニックで使える保険!」 といった、具体的な検討材料を把握する必要があります。 どなた様でも比較的簡単に出来る方法は、メモなどに書き出すことです。 どんな些細なことでも、「何を保険マンに相談したいのか?」 という具体的な理由を伝えることで、保険マンはお客様に見合った「具体的な解決策」 を導き出すことが出来ます。
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(2013年6月16日号掲載) | |||