オバマケア 医療改革法案 最新事情(2013.8.16)

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ishiwada_top.jpg石和田 貴光

保険エージェント

兵庫県神戸市出身。大学 卒業後、新聞社系出版社にて教育広報部、営業企画部に所属。2001年8月25日に渡米。ロサンゼルス、サンディエゴの出版社にて営業部に所属後、 2005年10月にブルーストーン保険エージェンシーを設立。現在はサンディエゴと、ダウンタウンLAの2拠点より、健康保険、生命保険、各種年金プラン に関するコンサルテーションを提供。2009年1月より社名を「Ishiwada Insurance Agency」に変更。趣味はランニング、テニスとゴルフ。

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オバマケア 〜 医療改革法案 最新事情
       

世医療改革で変わる主要内容


2014年の1月1日より、いよいよ本格的に実施される医療改革法案 (*以後:オバマケア)に関する最新情報をご案内致します。

まずは、オバマケアによって保証される概要で、主要となる内容を下記のようにまとめました。


●    The Health Insurance Marketplaceと呼ばれる政府系の機関が立ち上がります。


●    既往症(*Pre-existing condition)の有無に関わらず医療保険に加入する事が可能となります。


●    希望する医療保険のプラン内容が、今までよりもシンプルで分かり易くなります。


●    全保険会社が提供するプランの保険料値上がりに関し、その理由の明確化が厳しく管理されます。


●    怪我や病気を理由に、保険会社が一方的に加入者を解約する行為は違法となります。


●    希望する医師や病院の選択が可能となります。 (※加入されるプランによって詳細は異なる)


●    26歳以下は、親と同じプランに加入する事が可能。


●     Preventive Care (*予防としての健康診断)が無料となります。(※無料となる対象は下記を参照。)


・予防検診(血圧検査、コレステロール検査、ブレストキャンサー検査、コロノスコピー/大腸内視鏡検査など)
・予防接種(インフルエンザ、おたふく風邪、風疹、A型・B型肝炎、はしか、水疱瘡など)
・避妊薬の無料化、HIV,梅毒、淋病の検査
・骨粗鬆症に関する検査
・禁煙・肥満・鬱病等の検査、カウンセリング
・各種医療保険のプランごとに定められていた、カバレージ限度額の撤廃。
・万が一の際、カバレージ内容に対する異議申し立てが保証されます。

 

 

 

医療保険加入に関する義務化

 

オバマケアによって、2014年1月1日以降より、事実上、個人・家族を問わず、医療保険の加入が義務付けられます。

今までは、医療保険に関しての加入義務はありませんでしたが、アメリカ国民、その他、合法的に滞在する人々全員を対象に、加入が義務付けられます。

すでに医療保険に加入されている方は、引き続きお持ちのプランを継続し続ける権利が認められています。

各種プランの加入に関して、ご自身で加入申請を行う場合も、保険の有資格者から加入する場合も、保険料は同額で加入する事が可能です。

無保険である場合、Tax Return (*確定申告)時にペナルティーが科されます。 (※詳細は会計士・税理士などにもご確認願います)

各プランにおける保険料は、保険会社、年齢、お住まいのエリア(*Zip Codeなどで判別)、所得によって変わります。 

2014年1月1日から有効となりますので、保険料に関する詳細情報は、2013年10月以降になると、更に詳しい情報が発表される見込みですので、随時情報を更新して参ります。

 

 

 

[参照データ:ウェブリンク]
https://www.healthcare.gov/ (※医療改革最新情報)
http://www.barackobama.com/health-care/tool/ (※医療改革が個人にどう影響するか? セルフチェックが可能)

 

(2013年8月16日号掲載)

     

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