2020年 10月 26日

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人類を救えるのは、ほんの一握りの英雄だけ?(2020.8.16)

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ishiwada new face石和田 貴光

保険エージェント

兵庫県神戸市出身。大学卒業後、新聞社系出版社にて教育広報部、営業企画部を経て、2001年8月25日に渡米。2005年10月にイシワダ保険エージェンシーを設立。カリフォルニア全域をカバーし、医療保険、生命保険、各種年金プランやペンションプランを専門とする。医療保険最大手のAnthem Blue Cross社より、カリフォルニア州 Top 1%の業績が称えられ、Premier Partnerとなる。趣味はランニング、読書。



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人類を救えるのは、ほんの一握りの英雄だけ?

       

2020年度は、老若男女を問わず、今後も激動の1年だったと語り継がれるでしょう。

今年の3月頃から爆発的にコロナの感染者が広がり、今ではアメリカが世界で最も多くの感染者数が確認されています。

コロナウイルスに向けた完全な治療薬が出回るまで、まさに世界中の研究者や、製薬会社が治験を重ね、不眠不休の研究が重ねられています。

医療関係の第一線で働いて下さる人々の活躍を本当の意味で支える活動こそが、完全なかたちで普及する治療薬の開発です。

おそらく、新薬の開発に携わっている具体的な人の数は、全人類の0.01%以下だと思います。

つまり、たった0.01%の人間しか、人類のコロナ危機を救うための具体的な活動が出来ないといった状況なのです。

あえて、誰でも貢献出来る活動を挙げるならば、関連企業への投資を行うことでしょうか。

問題は、日々の生活を支える為の収入以外にゆとりが無ければ、こういった企業への投資にお金が回らないことです。

少し大袈裟な例えに聞こえるかも知れませんが、私は今回のコロナ騒動を経験し、人間の脆さや儚さを痛感します。

 

 

世の中を覆う閉塞感が、不満の正体をあぶり出す

 

今年の6月6日に黒人のジョージ・フロイド氏が、白人警官に首を抑えつけられて圧死した事件によって、全米のみならず、世界中に抗議活動が広がりました。

最大規模のデモが起きたワシントンDCでは、市長がホワイトハウス周辺の通りを「Black Lives Matter Plaza (黒人の命も大切だ) 」に改名しました。

黒人のみならず、有色人種に対する白人社会への不満がこれほどまでに拡散された背景には、コロナの自粛生活の不満も影響を与えていると思います。

抗議活動の中で若者が 、「First Amendment」という言葉を声高に叫んでいました。

「First Amendment」とは、合衆国憲法の条項で、表現・報道の自由・(平和的に)集会する権利があることを言います。

不平や不満は、いつでも、どこの国でも人の心に宿るものだと思います。

特に、多様な人種が暮らすアメリカでは、潜在的かつ、慢性的に、皆が不満に感じていた矛先だったため、一気に拡散されたのだと思います。

場所は異なりますが、6月30日に施行された「香港国家安全維持法」で、言論の自由が奪われる可能性が示唆されており、大変心配です。

アメリカで暮らす限り、抗議を含む発言自体が平和的に出来る点は、本当の意味で自由に暮らす権利を与えられているのだと感じます。

 

 

不安定な時こそ、安定した足場作りを

うまくいかない状況を、景気や経済のせいにしているうちは、何も状況は改善しません。

本当の意味の「良い状況」とは、手元にある能力や資金で出来ることを、長期的に続ける事で生まれる「副産物」であることを知って下さい。

例えば、向こう20年間で36,000ドルを積み立てていく場合。

「36,000ドル」という数字だけ見ると、敷居が高いように感じますよね?

「36,000ドルを20年」ということは、年間で1,800ドル積み立てることになります。

つまり、毎月150ドル、1日あたり3ドルちょっとです。 

毎日スタバに行ったり、ビールも飲むのに、毎日積み立てている金額がゼロの人は、20年後もお金の不安は消えません。

私自身、貯蓄や投資を始めて20年ほど経ちますが、やって来て良かったと思うと同時に、やっていなかったら後悔したなと痛感しています。

(2020年8月16日号掲載)